画像合成・編集をする上での用語・使い方 

こんちゃ!洋梨🍐です!

今回の記事は、以前書いた記事「よくあるプレゼント企画の真相・合成画像の作り方」 などの説明用の記事になります!

初心者向けに今回は書きましたので知識がある方はこちらなど別記事を見てください~^^

~基本用語~

拡張子

拡張子というのはコンピューター上で「このファイル種類はどんなものなのか」を記録するための文字列で、ファイル名の末尾に付けられています。
すべてのファイルは[ファイルの名前].[拡張子]という形式で保存されています。コンピュータ上では初期設定では表示されていませんが設定で表示するように変えることもできます。

※Windows10では「エクスプローラー → 表示 → ファイル名拡張子」で設定変更が可能

「拡張子表示オン」でのエクスプローラー

例えばスマホで写真と動画を撮ったとします。これら2つをスマホはどうやって区別しているでしょうか?そうです。ファイルの最後についている拡張子で判断しているのです。

画像ファイルの一般的な拡張子

編集した画像を保存するときは、状況にあったファイル形式を選択します。
ここでは一般的な画像ファイルの形式を紹介します。

JPEG・JPG (.jpg) ・一般的な画像ファイル。スマホで撮った写真などはこれ。

PNG (.png) ・アルファ値(透過情報)を扱うことが出来る画像形式。可逆圧縮形式でスクリーンショットなどはこれで保存される。

GIF(.gif) ・アニメーションを扱うことの出来る画像形式。Web上でちょっとしたアニメーション動画を扱いたい時便利である。なお、扱える色は少ない。

BMP(.bmp) ・圧縮なしのとても大きい画像ファイルである。ペイントで保存するとき大半はこれである。

レイヤー

レイヤーとは階層のことです。レイヤー分けをすることにより、階層別に処理することができるようになります。この機能はかなり使うので大切かと思います。

レイヤー機能(右下ウィンドウ)を用いて重ねて表示している

例として画像を合成する場合、背景と人を合わせたいとします。それを背景、人とレイヤーを分けることによりそれぞれに対する別の処理(移動、サイズ変更など)が後でしやすくなるというメリットがあります。

アルファチャンネル

通常の色情報(赤、緑、青)とは別に”透明度”というデーターを管理することにより「この部分は透明だよ」といった透過情報を保存できるようにするもの。

アルファチャンネル [なし・あり] 比較画像

なお、アルファありで保存するにはPNG形式を使うのが一般的です。

ピクセル・画素

画像、動画などをコンピューター上で保存するとき、一つ一つの色がついた点の集まりとして保存しています。その一つを画素・ピクセルといいます。
撮った写真の綺麗さなどをしばしば「画素数」など言いますが、それはつまり画素数(ピクセル)が多い=保存したデーター量が多い・情報が詰まっている=綺麗というわけです。

どんな画像も拡大すると画素・ピクセルを見ることができる。

RGB

色を表す値。一つの画素ごとに保存されている。
コンピューター上で色のデーターは R(Red) G(Green) B(Blue) のそれぞれの強さで表している。

例えば赤色は (255,0,0) 、黄色は赤+緑で(255,255,0)、黒は全部混ぜた (255,255,255) といった具合に保存されている。

Windows標準のペイント上・色の編集でもRGBそれぞれの値を確認できる。

HSV

それぞれの色の強さで表すRGBとは別で色相(Hue)、彩度(Saturation Chroma)、明度(Value Lightness Brightness)で表した値のこと。
実際、この値を使用する機会は少ない。
※先ほどのRGB説明内画像の「色合い・鮮やかさ・明るさ」など設定項目がこれにあたる。

~画像編集ソフトの機能~

ここからは画像編集ソフト(ここではフリーソフトのGIMP)を使う上で必要な機能・用語を解説していきます。

選択

画像のうち編集する場所を指定すること。最も使うと思われる機能。
四角や丸、自由線などで場所を指定(選択)することができる。

例1:「写真のうち顔だけ大きくしたい!」
➡ 写真のうち、顔のみを選択 → 拡大 → 顔だけ大きくなる

例2:「画像の中にいらない部分がある」
➡ 画像の不要な部分を選択 → 右クリックメニュー内「削除」

> 色域選択・ファジー選択

クリックした色に近い値を選択する。
決まった色で塗りつぶされた画像やほぼ単色の背景を切り取るときなどに使います。しきい値(※後述)の調節がかなり決め手です。

> 電脳はさみ

この機能はかなり便利です。画像から人やモノなどを上手に切り抜きたいときに重宝します。抜き取りたい部分の周りの点をいくつかクリックしていくことで自動で境界線を判断・選択してくれます。

> 前景抽出選択

おなじく 画像から人やモノなどを切り抜きたいときに使います。個人的にはあまり好きじゃないです。

選択部分に対してよく行う処理

切り取り・貼り付け
拡大・縮小
回転
鏡面反射

など沢山あるので試すのが一番ですね!

※しきい値

塗りつぶしや色域選択の時使います。簡単に言うと、色の範囲のことです。
この値を大きくすると選択される色が広い範囲になり、小さくすると狭くなります。境界線に背景色がついているなど、うまく切り抜けない時には調節してみてくださいね!

スポイト

クリックしたところの色を取得し、その色を使うことができる機能

矢印の先をスポイトでクリックして得た色を可視化した図

スタンプ

画像から切り抜いた後、背景を塗りつぶすのに向いてます。最初に選択した位置から一緒に動いてコピーしてくれて便利です。使ってみれば一発で「こーゆーものね!」となります。

ぼかし・シャープ

画像を貼り付けたときなど、どうしても境界線で違和感を覚えてしまいます。
そんな時にこれを使って境界線をにじませたりすると案外よくなります。

ブレンド

グラデーションを作るときに使います。

パス

矢印や図などを描くときにお勧めです。
綺麗な曲面が描きたいときなどに使ってみてはどうでしょうか?

どうだったでしょうか?

「いやwこんくらい知ってるからw」とか思っている方も多いかもしれませんが、初心者向けの記事ということなのでそこのところお願いします^^

もっと他のことも知りたい、その他の記事も読みたいという神様いましたら是非他の記事もこちらから見ていってあげてください!