3Dプリンタにおける知識

こんにちは!洋梨🍐です!
今回は3Dプリンターで印刷する前に知っておいた方がいい知識等を初心者向けにまとめて書きましたのでぜひご覧ください!

印刷向き

積層方式で印刷する3Dプリンターにおいて印刷する向き、つまり印刷するモデルの向きはとても大切です。具体的にはまずこちらをご覧下さい。

例えば上のようなモデルがあったとします。果たしてこのモデルはこのまま印刷しても良いのでしょうか?

では、例えばこうしてみてはどうでしょうか?

こうすることにより空中に浮かぶ部分が減り、サポート材が減る→印刷品質の向上になる訳です。積層方式の3Dプリンターの特性上、浮かぶ部分の印刷が苦手です。よって、いかに浮いている部分が少なくできるかが上手に印刷するための秘訣なのです。

※ちなみにフィギュアなどは頭を下にし、斜めにすると良いようです。

印刷スピード

3Dプリンターにおける印刷スピードとは最低面を印刷する時のスピード、通常印刷スピード、ヘッド移動スピード、引き戻しスピードなどなど沢山あります。というかあり過ぎます。

ここで最も大切なのは最低面の印刷スピードと通常の印刷スピードです。それぞれ変更によりどんな効果があるかを説明します。

・最低面の印刷スピード

これは名前の通り最低面、一層目の印刷をする時のスピードです。この速度が別になっている理由は、一層目だけ速度をゆるめてステージへとしっかりと吸い付くようにです。

つまりステージへの吸い付きが悪い場合この設定を見直せばいいということです。

・通常の印刷スピード

こちらは名前の通り、通常の印刷スピードです。速度を上げることにより印刷完了までの時間を短縮することができますが、早くするにつれファンの使用が必要になったり、印刷ミスが起きやすくなったりしますのでこちらは感覚での操作となります。

印刷精度

印刷ソフト等で指定できるこの印刷精度とは具体的にはどの位の厚さの層を重ねて印刷するか、という設定になります。

この設定は印刷完了までの時間に大きく関わる部分なので出力するものに合わせて変えた方が良い設定です。

球体など丸みがあるものを作る時は精度を細かく、型など四角く丸みがないものは精度を荒くするのがいいと思います。

細かい方が良い例。0.3mmと0.1mmではこのくらい段差の目立ち具合が違う。

丸みがないものは精度によって対して形は変わらないため時間短縮のために荒くしても〇

ステージ(ベッド)温度

印刷途中でズレる印刷ミスをしてしまう場合この温度を上げて吸い付きを良くする。夏と冬でも適切な温度は変わってくるので感覚での調節となる。また、3Dプリンターを

このようにプラ板等で囲むのも保温効果があり、反りが減るため良いです!

また、印刷物のズレがひどい場合こちらを参考にしてみてください。マスキングテープはとっても良い手段だと思ってます!

まとめ

いかがだったでしょうか?この記事が少しでも皆さんの役に立てれば光栄です!
ものづくりに関する記事はこれからもどんどん書いていくのでもしよければ是非見に来てくださいね^^